2年ほど前に、FP2級を独学で取得したゆずまっちゃです。
資格取得を目標にすれば、知識が定着するので良いかもね。
こんな気持ちで資格を取ったわけですが、その知識が役立つことを実感した1年でした。
社会人なら勉強しておいて絶対損はない!
ここでは、どんな場面で役立ったのかを具体的にご紹介したいと思います。
- FP2級を取ろうか迷っている人
- パート勤務だが、最近社会保険料を払い始めた
年末調整で何が所得控除の対象になるのか知りたい人 - 公的医療保険給付制度についてあまり知らない人
- 両親が高齢化してきた
相続などの話がちらつくアラフィフの人 - 独学で資格を取るには不安がある
補助金などを利用して、経済的に資格を取りたいと思っている人
突然の入院で役立った「医療費に関する知識」
毎年、健康診断を受けていましたが、「要精密検査」から入院することになりました。
民間の保険にも入っているけれど、FP2級での知識が役立つことに。
月単位(1日~末日)での医療機関での支払いが上限額を超えた場合、超えた額を支給する制度です。
こんな制度があるってことを知っていれば、急な入院でも安心だよね!
- 年齢によって上限額が異なる(70才以上と69才以下)
- 所得によって上限額が異なる
- 加入している公的医療保険(〇〇健保)に高額療養費の支給申請書を提出すると、上限を超えた分を後日振込してくれる
- 入院前に加入している公的医療保険から「限度額適用認定証」を交付してもらい、病院窓口で提示すると支払いを上限までに抑えてもらえる
高額療養費の支給を受けられるのは、診療を受けた月の翌月の初日から2年。
その期間内なら遡って請求できます。
今後は、マイナ保険証を利用することで、事前申請が不要となるようです。
今回は入院日数が短く、かかった医療費が上限額をわずかに超えた金額だったので、請求はしませんでした。
全国健康保険協会「高額な医療費を支払ったとき」(高額療養費)
昨年から自身で社会保険に加入しています。
この手当金の申請先は、所属する企業の労務関係を扱う部署か、所属の健康保険組合になります。
注:国民健康保険には傷病手当金の制度はありません。
連続して3日以上仕事を休んで、お給料をもらえない時に4日目からもらえる手当があったな。
- 自分が社会保険に入っていれば、パートでもアルバイトでも受け取れる(夫の扶養などは対象外)
- 業務外のけがや病気で療養・休業している
- それまでの仕事に就くことができない(自己判断の申請ではなく、医師の診断が必要)
- 4日以上連続して仕事に就けない
- 休んだ期間の給与支払いがない
参考:全国健康保険協会「病気やケガで会社を休んだとき」(傷病手当金)
有給休暇を使った場合、この手当金を受け取ることはできません。
傷病手当金の支給金額は、日額の3分の2程度の金額です。
有給休暇を使うか、傷病手当金を申請するか検討すると良いでしょう。
私の場合、有給休暇を使ったので、傷病手当金の申請はしませんでした。
1月1日~12月31日までの1年間に、納税者と生計を一にする親族が支払った医療費が10万円を超えた場合、適用になります。
今年は私の医療費が多くかかったので、確定申告をして医療費控除を受けます。
保険の内容とかあまり詳しくないんだけどな。
無料FP相談で、担当のファイナンシャルプランナーに教えてもらったよ。
無料相談をした時、保険の相談をする中で、確定申告について聞いてみました。
お金に関することなら色々聞けるので、相談してよかったです。
【体験談】FP相談を利用して保険の見直しに成功無料相談ができる
年が明けたら医療費控除と合わせて、「ふるさと納税」の「寄付金控除」の申告もします。
【楽天ふるさと納税】アラフィフ主婦が毎年リピート!おすすめ返礼品を紹介親から聞かれて役立った「相続に関する知識」
両親は少し離れたところに、独身の長男(私の弟)と同居しています。(一戸建て)
住んでいる家の名義をお父さんから息子の名義に変えておいた方がいいの?
高齢になった母が、これからのことをあれこれ聞いてくるようになりました。
そういえば、弟がこの家にずっと住み続けるなら、贈与より相続の方が税金面でよかった気がするな。
参考:国税庁
FP2級資格の知識があったので、なんとなくは知っていて細かいところは調べました。
将来、相続の手続きをする時にも、FP2級の知識はきっと役に立つと思っています。
年末調整の「保険料控除申告書」に記入して控除を受ける
10月半ば過ぎになると、保険会社から「保険料控除証明書」が送られてきますね。
控除証明書の「一般の生命保険料」「個人年金保険料」「介護医療保険料」の欄に、払った保険料が打ち出されています。
その金額を会社から配られる「給与所得者の保険料控除申告書」に記入し、生命保険料控除を受けましょう。
参考:国税庁「生命保険料控除」
我が家の息子2人は、学生ですが20歳を過ぎています。
社会保険料控除は、納税者本人と生計を一にする親族に関わる保険料を払った時に適用になります。
我が家では、学生の間の保険料を親が払っていて、結構な金額なんです💦
これも年末調整の「社会保険料控除」の欄に金額を記入し、証明書を提出すれば全額が控除の対象になりますよ。
学生には、申請すれば在学中の保険料の納付が猶予される「学生納付特例制度」が設けられています。
社会人になってから、保険料を追納することもできます。
他にも地震保険料や小規模企業共済等掛金も控除の対象になりますね。
雇用保険加入者なら「教育訓練給付金制度」を使ってFP資格を取ろう!
資格取得当時、雇用保険に入っていなかったので、「とにかくコスパよく」独学でFP2級を取りました。
こんなに生活の中で役に立つ資格ってあるんだろうか?
これが私の感想です。
雇用保険に入っているなら、「教育訓練給付金制度」を使って資格を取ってみては?(給付には条件があります)
厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了後、受講費の一部が支給してもらえますよ。
独学では、疑問を解決するためには自分で調べるしかなく、確信が持てないところがあります。
質問ができ、添削がしてもらえ、「教育訓練給付金制度」も使えるユーキャンのファイナンシャルプランナー講座を受けてみるのも良いですね。
まとめ
「ただ勉強するだけでは、知識が身につかない。」と思い、FP2級資格を取得したのが2年前。
資格を取るために覚えたことは、生活の中で役立つ内容ばかりです。
頭の片隅に単語があるだけでも、疑問に思って調べたり、気に留めるきっかけになったりしますね。
今回ご紹介したものは、FP2級で覚えたもののほんの一握り。
是非ともみなさんにこの資格の良さをご紹介したく、この記事を書きました。
【体験談】アラフィフの私が独学でFP2級を取得