若い頃と比べ記憶力の低下をひしひしと感じる50代。
そんなアラフィフの私が独学でどのようにFP2級を取ったかをご紹介。
資格取得のための勉強は、日常生活でも役立つ知識を得ることができてオススメ度大!
試験会場には学生さんからリタイアしたと思われる人まで幅広い年齢層の人がいました。
このことからも年齢に関係なく需要がある資格だと感じました。
独立開業するだけでなく、転職や副業として生かす道もあるファイナンシャル・プランニング技能士資格に挑戦してみませんか?
独学でFP資格を取ってみたいが、記憶力に不安がありためらっている人
日常生活で役立つ「お金に関する知識」を得たい人
将来直面することになる相続の問題や年金に関する知識を身につけたい人
再就職や転職に向けてお金をかけずにFP資格を取りたいと考えている人
どうしてFP資格を取ろうと思ったのか?
両親も高齢となり、「今後相続の話も出てくるな。」と思っていた時、隣家のご両親が半年以内に立て続けに亡くなりました。
ご両親とは別居だったけれど、隣人から介護の手続きなどの話も聞いていて、相続の手続きについても色々教えてもらいました。
手続きをスムーズに進めるためにも、知識はあったほうが良い。
これが、勉強を始めようと思ったきっかけ。
私は子育て期間中、夫の扶養内でパート勤務をしていたので、会社員の夫の国民年金第3号被保険者となっています。
将来の自分の年金にも不安を感じていて、これも勉強を始める理由の1つです。
ただ勉強するだけでは知識が頭に残らないので、資格取得を目標に頑張ろうと思ったわけです。
実務経験がない場合はFP3級から受けよう
FPの試験を主催している団体は「一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)」と「NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(FP協会)」の2つ。
どちらの団体の試験に合格してもFP技能士の国家資格を取得することができます。
一度取得すると更新の必要はなく、生涯使うことが可能な資格です。
以前、無料FP相談を受けた時に「まずはお金に関する知識をつけた方がいいな・・・。」と感じたことがFPの勉強をするきっかけに。
ただ勉強するだけだと頭に入ってこないので、資格取得を目指しました。
ファイナンシャルプランナーの実務経験がないアラフィフのゆずまっちゃ。
まずはFP3級からチャレンジ!
最終目標はFP2級取得です。
FP3級の申し込みは締切日ぎりぎりになってしまい、試験日(2022年5月22日)まで実質1か月半。
短い準備期間をどのように使ったかというと・・・
FP技能検定は5月・9月・1月の年3回実施。
「学科試験」と「実技試験」の2種類あり両方合格することでFP技能士として認定されます。
「学科試験」はマークシート方式で60問出題(60点満点)
「きんざい」「FP協会」で共通。試験時間は120分。
「実技試験」は三答択一式
「きんざい」「FP協会」で内容が異なります。試験時間は60分。
「学科試験」「実技試験」ともに合格基準は6割以上。
※2024年度から3級はCBT方式に移行しさらに受験しやすくなりますよ。
参考:日本FP協会
「きんざい」と「FP協会」どちらの試験を受けようかな?
- 実技試験が「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」の2種類
- 合格率が50%代
- 15問(5題) 30点以上/50点で合格
- 実技試験が「資産設計提携業務」の1種類
- 合格率が80%代
- 20問 60点以上/100点で合格
参考:アガルートアカデミーより
「FP協会」の試験
広くて浅い試験内容である
合格率が高い傾向にある
「きんざい」の試験
専門的な知識を持っている人にはその知識を活かせる問題が多い
過去問を見た時に、大問1つに対する比重が高く、1つミスすることで芋づる式に点が減ってしまう可能性があると思った
「FP協会」の試験を受けることにしたよ!
FP3級で学ぶこと(テキストの目次から)
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業継承
日常生活の中で知っておいて損はない内容でモチベーションアップ(笑)
当日の得点率8割を目標に頑張ることに。
通常の6時起床を4時に早めて、4時から6時までの2時間を勉強時間に当てました。
起きてすぐなので、アラフィフの頭でもスッキリ!
夜に勉強するよりすんなりと内容が頭に入った気がします。
朝活の2時間でひたすらテキストを読む読む読む。
1章終わるごとにテキストの中にある問題演習を解く。
その日に読み終えた箇所の内容を通勤時間(往復)で確認する。
ここでお世話になった過去問道場。クイズアプリで覚えた内容を確認できる!
通勤時間と夜の空いた時間で、覚えた分野を指定して問いに答えるようにしました。
たった1か月半の短い期間でも目標の合格率8割は学科・実技共にクリアできました。
「スッキリわかるFP技能士3級 テキスト+問題集」
同じTAC出版の「みんなが欲しかった」シリーズは口コミ件数が多くて気になったけれど、本屋で立ち読みして感じたこと・・・字が多い(涙)
簡潔にまとまっている「スッキリわかるFP技能士3級 テキスト+問題集」で勉強を進めました!
間をあけずにFP2級を受けよう
「学科試験」はマークシート方式で60問出題(60点満点)
「きんざい」「FP協会」で共通。試験時間は120分。
「実技試験」は筆記試験
「きんざい」と「FP協会」で内容が異なります。試験時間は90分。
FP技能士3級の実技は三答択一式だったけれど、FP技能士2級の実技は筆記試験で問題数は40問。(FP協会の場合)
「学科試験」「実技試験」ともに合格基準は6割以上。
年に3回(5月・9月・1月)FP技能検定はあるので、間をあけずに受験することがオススメ!
その理由は‘FP3級で覚えた内容を忘れないうちに’更に知識を深堀りする必要があるから。
FP3級合格の後、学科は平日の朝2時間、実技は週末に集中して5~7時間勉強していました。
久しぶりに試験を受けるゆずまっちゃにとって、実技の勉強はかなり時間が必要。
90分の試験時間で40問解くって・・・1問を2分ちょっとで解くペースだよ
そうなんです!長らく試験というものから遠ざかっていたアラフィフのゆずまっちゃにとって実技を制することが肝。
「スッキリわかるシリーズ」では足りない部分を「みんなが欲しかったシリーズ」で確認しながら理解を深める。
私の場合、‘タックスプランニング’と‘相続・事業承継’の章は「みんなが欲しかったシリーズ」で丁寧に学びました。
ここは日常生活に直結しているので興味深く、これから役に立つ分野です。
試験勉強というより自分のための勉強でした。
ここでも過去問道場にお世話になりました!
1問1答方式になっていて、解説もついているので本当に使いやすいです。
まとまった時間でFP協会の過去問を解きまくる。
具体的には、週末の午後に90分を3セット解くペースで。
過去3年分の問題はFP協会の試験問題・模範解答で見ることができるので、これをすべて満点になるまで解きました。
FP2級は実技試験が筆記なので、時間もかかるし手を使って計算をしなければなりません。
落ち着いて集中できる時間を使って勉強することが大切。
初めは全く時間が足りなかったけれど、段々と時間の配分も身につき当日の試験に役立ったと思っています。
目標の8割には届かなかったけれど、無事にFP2級を取得することができました。
「スッキリわかるFP技能士2級・AFP テキスト+問題集」(TAC出版)
「みんなが欲しかった!FPの教科書2級 AFP」(TAC出版)
「スッキリわかる」シリーズでポイントを勉強して、「みんなが欲しかった」シリーズを使うことで足りない知識を補う方法を取りました。
以前「みんなが欲しかった」シリーズを立ち読みした時に、この内容を全てインプットするのは難しい。
参考書的に使うことで詳しい内容が身につくと感じたので、テキストを2冊購入しFP2級を受けたのです。
まとめ
活字が頭に入りにくくなっているアラフィフの私でも自分に合ったテキストを使ったり、インプットする時間帯を工夫することで資格取得に成功。
資格取得の勉強をする中で、お金についての知識があればこれからやってくる相続や年金への備えも変わってくると実感しています。
効率よくポイントを押さえた勉強方法でFP技能士資格にチャレンジしてみませんか?
【体験談】こんなに役立つ!アラフィフ主婦がFP2級取得をおすすめする理由