子どもの夢はかなえてあげたい。
親なら誰もが思うことですよね。
現在、我が家の息子は1年間の留学中。
「留学って費用がかかるから無理。」と思っているお父さん・お母さんにお伝えしたい。
早めに調べて準備をすることで、出費を抑えて子どもの夢をかなえてあげることができるかもしれません。
なるべく出費を少なく、子どもの夢をかなえた我が家の体験談を書きます。
読んでみてくださいね。
- 子どもが「留学したい」と言っているけど、経済的に難しいと思っている保護者の方
- 大学在学中に留学を考えている高校生とその保護者の方
- 留学に興味があるけど、英語に自信がない。どんな準備をしたらよいのかを知りたい人
大学行ったら1年間イギリスに留学するんだ~
高校2年生の時に、こんなことを言い始めた次男。
軽く言うけどさ・・・どうやったらこの夢をかなえられるのかな
留学費用はどれ位かかるのか
留学といっても夏休みなどの長期休暇を利用した短期留学(語学研修など)から海外の大学に入学するものまで様々です。
1ヶ月の学費 | 3ヶ月の学費 | 6ヶ月の学費 | 12ヶ月の学費 | |
アメリカ | 16~35万円 | 30~90万円 | 55~175万円 | 140~350万円 |
カナダ | 13~25万円 | 35~60万円 | 65~120万円 | 165~230万円 |
オーストラリア | 15~25万円 | 42~60万円 | 75~105万円 | 145~210万円 |
フィリピン | 10~20万円 | 25~50万円 | 50~110万円 | 100~220万円 |
イギリス | 14~32万円 | 30~85万円 | 55~150万円 | 90~290万円 |
ニュージーランド | 18~25万円 | 35~55万円 | 90~100万円 | 165~200万円 |
マルタ | 12~22万円 | 32~50万円 | 65~100万円 | 140~185万円 |
アイルランド | 11~25万円 | 25~70万円 | 50~105万円 | 90~210万円 |
スペイン | 8~20万円 | 25〜40万円 | 45〜75万円 | 75~150万円 |
ドイツ | 12〜17万円 | 32~45万円 | 70〜80万円 | 120~140万円 |
韓国 | 16~30万円 | – | – | – |
マレーシア | 15~30万円 | – | – | – |
学費 | 居住費 | 食費・生活費 | 合計 |
6.8万円 | 4.4万円 | 4.3万円 | 15.5万円 |
留学先の国、滞在スタイル、留学する時期の為替レートなどで費用は変わってくるけれど、平均で毎月15万円はかかることがわかります。
留学費用の中でも占める割合が大きい学費を抑えるためにやったことを次に書きます。
交換留学制度のある大学へ進学する
日本学生支援機構で毎年実施している日本人学生留学状況調査結果をみると、実は多くの大学で交換留学制度があることがわかりました。
大学 | 国公立・私立 | 人数 |
早稲田大学 | 私立 | 479 |
近畿大学 | 私立 | 435 |
関西外国語大学 | 私立 | 328 |
慶應義塾大学 | 私立 | 311 |
名古屋外国語大学 | 私立 | 252 |
同志社大学 | 私立 | 237 |
桜美林大学 | 私立 | 204 |
上智大学 | 私立 | 176 |
東京外国語大学 | 国立 | 172 |
玉川大学 | 私立 | 164 |
立教大学 | 私立 | 155 |
安田女子大学 | 私立 | 154 |
東洋大学 | 私立 | 149 |
東海大学 | 私立 | 148 |
国際教養大学 | 公立 | 145 |
国際基督教大学 | 私立 | 129 |
武蔵野大学 | 私立 | 128 |
東京大学 | 国立 | 124 |
同志社女子大学 | 私立 | 122 |
大阪大学 | 国立 | 116 |
- 授業料は不要(日本の大学の授業料が振り替えられるから)
- 留学しても日本の大学を4年で卒業できる
- 日本の大学がサポートしてくれる
- 日本の大学の学内選考がある
- 留学先の大学が許可してくれないと行けない
- 希望どおりの科目が選べない場合がある
日本での学費を留学先に振り替えることができたら経済的にかなり楽ですよね!
4年間で卒業できるのもいいね。
このようなわけで交換留学制度がある大学に進学しました。
英語力をあげるため早い時期から対策する
語学留学ではなく交換留学の場合、現地の大学のカリキュラムに参加するので英語力は早いうちから身につけておきたい。
そして希望する留学先に行くためには、必要なスコアを取らなければなりません。
「英語(特にリスニング)に慣れておいたほうが良いだろう。」ということでやっていました。
我が家の子ども達は2人とも部活に忙しい学生時代を過ごしていたので、短時間で勉強できる「NHKラジオ英会話」は合っていたようです。
- 1回のレッスンが短時間(15分)で忙しくても続けられる
- テキスト代が安い
- 講座の種類が多くレベルも色々あるので、自分に合ったものを選びやすい
受験でも2021年にセンター試験から共通テストへ変わり、英語ではリスニングの配点が倍になったり、読み上げ回数が1回になったりリスニング力が試される内容になりました。
留学を意識して始めたものではないけれど、毎日やっていた「NHKラジオ英会話」は耳を慣らすためにとてもよかったようです。
大学生になってからは、放課後、オンライン英会話を利用して英語の勉強をしていました。
使っていたものはWeblio
次のようなメリットがあります。
- レッスン料が安い
- 24時間予約可能でレッスン開始の30分前まで予約が入れられる
- 教材の種類が豊富で教材費は無料
- レベルに応じた教材が選べる
通学する英会話教室よりも隙間時間を利用し、直前まで予約可能なオンライン英会話はとても便利。
オンライン英会話のサイトはたくさんあるので、無料体験を受けて自分の目的とレベルにあうものを選んでみましょう。
7日間の無料体験レッスンが受けられる
留学先の大学を決めるときには語学力(TOEFL®スコアやIELTS™のスコアなど)が必要になるので、英語の準備は早めにすることが大切です。
※TOEFLはアメリカの大学教育を反映した試験であるのに対して、IELTSはイギリス型の大学教育を反映した試験です。
留学したい大学にはどちらの試験が必要かを公式ウェブサイトで確認し、必要な試験を受けます。
- 受験料 US$245
- TOEFL iBT®︎テスト 年間50日程度、平日の実施はなく土日に実施 TOEFL®公式より
- 受験料 27,500円
- IELTSテスト コンピューター版:東京・大阪・京都の3都市にて開催中
ペーパー版:全国7都市(東京・横浜・埼玉・名古屋・大阪・京都・岡山)に会場設定
IELTS公式より
受験料はかなり高いので、早めに英語力をあげる必要がありますね。
給付型奨学金を申請して留学費用を減らす
留学生が利用可能な給付型奨学金があることをご存じですか?
せっかく「留学したい。」という気持ちがあっても経済的に諦めたり、貸与型奨学金を利用し将来返済が必要になったりするのは避けたいですよね。
調べてみると、意外と留学生向けの給付型奨学金ってありました。
文部科学省が始めた留学奨学金制度「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム」があります。
留学先によって月12万~16万円の奨学金の他、留学準備金もサポートしてくれます。
都道府県限定のものにも、次のような給付型奨学金がありますよ。
大学によっては留学生対象の給付型奨学金を準備しているところもあるので、調べてみましょう。
高校生で大学在学中に留学を希望する人は、予め奨学金も調べてみて受験校を選ぶのも良いかもしれません。
留学先や留学時期によって申請ができるもの、できないものがあることに気づきました。
そのような中、条件が合いしかも支給人数が多い「公益財団法人業務スーパージャパンドリーム財団」の奨学金を息子は申請し、奨学金を受けることができました。
留学一時金の他、月額20万円の給付はとても大きく、家計からの出費をかなり抑えることができました。
1年間にかかった生活費などの詳細は帰国後に書く予定です。
まとめ
留学にはかなりのお金がかかりますが、早めに準備をすることで最低限に出費を抑えることができます。
次の3点は、早めに取りかかることをオススメします。
- 留学期間中の学費を振り替えることができる交換留学制度がある大学を探す
- 英語での授業を受けるために早いうちから英語力を上げる
- 留学生対象の給付型奨学金を探し、自分に合うものが見つかったらまず申請する
我が家の場合は大学が窓口になりサポートしてくれましたが、留学エージェントを利用して情報収集することもできますよ!